手をつなぐ　温度が違うから
あたためたい　包まれたい

音をつなぐ　リズムが違うから
感じたい　混ざりたい
　
おんなじを　求める
ちょっと違うを　閉じ込める　
キュウクツ　タイクツ

愛でよ　difference！

ビル風は　一所を
ぐるぐる　回っているようで
ある日　季節が変わると
ひょいと　出口を見つけたりする
　
紙飛行機に　誰かの文字
スキ　キライ　キノウ　アシタ
アナタ　ワタシ　ウソ　ホント
それは　恋のシノニム

ふわふわ　カリカリ
ツルツル　しっとり
熱々　ひんやり
厳選素材　適材適所
真っ白なおさらに
甘い想いを盛りつけて
そして　
あなたの心を溶かすのは
ちょっぴりの涙と
ノスタルジー

あれは　プテラノドンだったよ
あれは　ビックフットだったよ
あれは　宇宙船だったよ
そうさ　不思議さ

今年の夏
熱を出した
あなたに

帆船のラベル
少し高い度数
指２本分だけ
ボトルに残ったまま
空けられない
ウイスキー

覚えのある香り
思い出すより前に
胸が騒ぐ
思い出すより前に
愛おしいと気付く

あなたの香り

人肌の毛布
強い決意も
弱い後悔も
すっかり包んでしまう

ビーバーの　Mr.Beever
朝から晩まで　家族のために
柳に　ポプラ　松の小枝で
お家を直す　森の一級建築士

手に汗かいて　胸はざわざわ
この間まで　どこにもなかった
私の中の　必要不可欠
いてもたっても　いられない　
何かステキ　理由不明
終わらない　モノホリック

夢と現実の間には
事象の地平線が存在し
それらは未来永劫
交わる事はない
なぜなら　夢が叶った時
それは　夢ではなくなるから
　
なあんて　ヘリクツ
シュヴァルツシルト氏は
言っていない

だけど　やめられない
だから　とめられない

道に　木陰に
牧場に　バスストップに
君の足跡を見つける
　
ベーグルに　コーヒーに
机に　時計に
君の夢を見つける

続いていく悲しみだけ
がらんどうを満たしてくれる
　
思いがけず　晴れた蒼の中
君は笑っているのだろう

穏やかな眠り
能動的な終止線
失望させた数よりも
多くの美しさを
いまだ　あなたは
生み続けている
ジョセフ・メリックの
ポエトリーに寄せて